初めて家を売ろうと考えている方に向けて、その流れと期間を分かりやすくまとめました。家の売却では慌ただしく準備したり、不動産会社がどのように家を売ってくれているのか見えないため、本当に仕事しているのか不安になることもあります。
一戸建てを売りたいと思ったら最初にすること
親から継いだ家を売るときにしたこと(女性/20代)
私が家を売ることにしたのは、親から継いでしまって管理に困っていた家があったからでした。住むには広すぎて、貸し出すにも管理が難しかったので思い切って売ってしまうことにしました。
思い入れも少しありましたが、既に引っ越しをしていた私にとってはあまり関係ないことで、業者も頼りながら効率的に売却できました。人が住んでいたということで中古になってかなり価格は下がってしまうかと思いましたが、1600万円ほどで売却できると設定してもらいました。
駐車場やアクセスの良さ、施設内のバリアフリー化などがその金額の理由だと言っていました。テラス部分や少し広めの庭があったことも価格上昇の理由でした。売却が決定するまではほとんど業者の方がやってくれて、私への連絡もこまめに入れてくれました。
見学が入るときにも必ず連絡をくれたので、安心して任せることができました。書類の用意やサインに関しても私にしっかりわかるように教えてくれて、手続きも無事に終えることができました。
人生で初めての家の売却でしたが、一人ではなく専任スタッフと一緒だったのでうまく進めることができました。
子育ても終わって家を売ったときの経験(女性/50代)
子どもができるからということで購入して生活してきた家でしたが、ローンの支払いも終えて、子育ても終えたところで新たに魅力的な物件が見つかったので、夫婦2人で住めるところに引っ越しをすることにしました。
最悪、夫に先立たれても私一人でも生活していけるような場所に引っ越しておけば心配もないだろうと思いました。住み替えというようなもので、これからローンを組んで家を購入するのは難しかったので、家を売却した資金で住める範囲に引っ越しをすることにしました。
結果的には、希望通りの夜景のきれいな海も見えるお部屋に引っ越しをすることができました。交通アクセスも悪くなかったので、病院通いがある場合でも満足して暮らせるような場所でした。
かなり田舎への引っ越しだったので、価格もとても安く済んで売却したお金で支払ってもおつりがくるくらいでした。
一戸建てを売った後の支払いは地道に支払われるようでしたが、銀行に相談するとそういった債権も扱ってくれているようで、まとまったお金を手にすることもできました。それまでのお金のやりくりの経験が役立ちました。
一戸建ての物件を売却して利益を出した(男性/30代)
不動産取引をメインにしていたわけではありませんが、副業感覚で一戸建てを売却するようなことをしていました。購入した一戸建ては安価でバリアフリー化できる物件で、その時すでに中古だったのでだいぶ安く購入することができました。
すぐにバリアフリーや玄関周りの安全性を高めて、価格を再設定して売却することにしました。価格は相談次第として宣伝したので、ある程度こちらで決めた価格から有利に交渉をすることもできました。
2階建ての通常の家でしたが、そのままだったら1500万円程度だったところを1800万円まで上げることができました。バリアフリーはあまりお金もかからなかったので利益にするとだいたい200万円というところでしょう。
あまり大きなデメリットもなくそれだけの利益が出せたので満足でした。一戸建てでもしっかり運用していけば利益を出せる物件になります。もちろん、工事費用は私が支払わなければいけませんが、それ以上の価格で売却できればよいので、工夫して取引すると良いでしょう。
これから一戸建ての売却を検討している場合は、高齢化に備えた設備を充実させておくと魅力的な価格で売却することもできるはずです。
一戸建てを売るときに必要なこと
一定の条件を満たせば売却もしやすい
一戸建てを売却するときは売却しやすい条件をしっかりと把握しておくと効率的です。買い手がほしがっている設備や条件さえ押さえておけば、宣伝効果も大きくなるのでそれぞれの地域でも売れやすくなる条件をしっかりリサーチしておきましょう。
どこでも共通するのは駐車場とドアのセキュリティ、バリアフリー設備と高機能なトイレとお風呂で、備え付けられていてなかなか変更を加えられない部分がしっかりしていればそれだけでも売却の可能性は高くなります。
キッチンのIHや収納スペースも重要で、料理も楽しくできる設備があればかなり売却価格にも影響してきて、買い手も付きやすいです。
一戸建てを売るときは少しでもチラシやパンフレットにその家にある設備の情報を掲載しておくと反応もかなり改善されます。
法的な問題が出ないように注意
単純な手続きの部分でトラブルがあれば当然売却も遅れが生じてきます。あまりにも書類が用意できていない状態だと買い手からの信頼も損なわれてきてしまいます。
基本的には手続きは時間がかかりますが、最低限必要な書類は素早く用意して、スムーズに取引できるようにしましょう。個人ですべての準備をするのが大変ならば宅地建物取引士や弁護士などプロの方に代行してもらうのも一つの手です。
書類の作成や手続きに必要な用意すべき公的書面なども自分で調べなくても用意できるので頼れる方を早めに見つけて依頼しておきましょう。相談だけして、必要なものを教えてもらうのもコスト削減になってよいかもしれません。
売りにくい家や買いにくい家もある
一戸建ての立地や設備によって、また築年数によってはなかなか売れない物件も存在します。
逆に、色々充実していてすぐに売却できてしまう物件もあるので、売却を検討するときに専門業者に見積もってもらったり、プロの意見を出してもらったりして計画的に売却をしていきましょう。
売るのが難しいと判断されれば高く売るよりは業者に買い取ってもらった方が良いこともわかり、すぐに買ってもらえそうな魅力的な物件の場合には、個人で売却を進めていっても有利に取引を進められるはずです。
そのあたりの判断はプロに任せてみないとわからないことも多いので、しっかりとプロの知恵を借りて売却を効率的に進めてください。少しでもコストを落として売却して利益が出せるようにしていきましょう。
不動産の売却前にまず査定
イエイは約1分で複数の不動産会社に査定できる一括査定サイト。不動産会社によって500万円以上、査定価格に差がでることもありますので、買取をお願いする人は特に比較しましょう。
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現役・元不動産仲介担当者やFPが、あなたの疑問に回答します。
不動産売却前に知っておきたい知識
不動産会社に連絡を取ると、まず最初に査定を行うことから始めます。査定はあなたの不動産と似た条件の不動産から算出し、実際に不動産を見て補正して算出します。
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