今回は賃貸マンションの売却(例として、長期出張・海外赴任などの理由で賃貸していたものの家に戻ることが難しくなったため売却する場合等)の流れと注意事項の
【不動産を賃貸に出す】ローンと賃料の目安、リスクとトラブル
賃貸に出す制度やサービスが充実してきたこともあって、売却ではなく賃貸に出すことも選択肢の1つです。大変さを把握しつつ、目的に応じて選びましょう。
一戸建て住宅や分譲マンションなど所有している不動産に住めなくなったときは、売却するか賃貸するかのどちらかを選択することになるでしょう。住宅ローンの返済が滞りがちになったときは売却するという選択肢しか選ぶことができませんが、転勤などで一定期間離れる場合は売却するよりも賃貸に出す方が選びやすいはずです。不動産物件を賃貸に出す場合は納得できる条件で契約したいですから、あらかじめ基礎知識を確認しておきましょう。
一戸建て住宅や分譲マンションを購入した方は毎月ローンを返済する必要があるため、賃借人から受け取る賃料はローンの返済額を大幅に下回るわけにはいきません。賃料をそのままローンの返済に充てることが理想的ですが、周辺の賃料相場と比べて高く設定するとなかなか借り手が付かない場合があるので気を付けなければなりません。確実に借り手を確保するためには、ローンの返済額と賃料を一度切り離して考えた方がいいでしょう。
不動産を賃貸に出すと人気の差が顕著
賃貸物件にはアパートやマンションといった集合住宅が多いため、庭付きの一戸建て住宅やクオリティーの高い分譲マンションは人気があります。そのため一般的な賃貸物件と比べて高い賃料を設定することは可能ですが、不動産物件があるエリアの相場を見て総合的に判断することが大切です。
相場を知りたいときはインターネットの不動産ポータルサイトを利用すると便利です。初めに物件のありエリアを選択し、所有している物件と条件が似ている物件を探してみましょう。分譲マンションは初めから投資物件として購入している方も多いため、同じ物件の別の部屋が貸し出されている場合があります。
条件が似た物件なら、家賃設定の際に参考にできるはずです。しかし分譲マンションは間取りタイプや階数などの条件によって金額が変わってくるため、同じマンション物件でも異なる家賃で設定する場合があります。
賃貸に出した不動産の家賃を相談する
家賃の設定は自分だけで判断するよりも、プロである不動産会社に相談した方が安心です。依頼を受けた不動産会社の方が家賃の査定に訪れるので、少しでも高く設定したい場合は室内の状態を良くしておくことがポイントになります。ローンの返済額と同じ家賃に設定したいと希望を出すことも可能ですが、プロは周辺の相場を見ながら判断するので一任した方が契約がスムーズにいきます。
所有している物件を他人に貸し出すことになるため、リスクやトラブルを理解しておくことも大切です。所有者であれば壁のキズ一つでも気になるところですが、家賃を払って借りている賃借人としては多少のキズや劣化も家賃に含まれるという意識があります。数年後自分が戻ってきたときに同じ状態が保たれているという保証はなく、故意による破損や汚損以外では修理代金を賃借人に請求することはできないということを理解しておきましょう。
不動産の入居者の条件設定
大切な住まいを丁寧に扱ってもらいたいという方は、あらかじめ条件を出しておくというのも一つの方法です。不動産会社に依頼して賃借人を女性に限定してもらったり、夫婦二人やシングルの方に絞ってもいいでしょう。小さい子供のいるファミリーやペットを飼育している方には貸したくないというオーナーさんも多いですから、希望があれば遠慮なく不動産会社に伝えることをおすすめします。
転勤期間が終わって戻ってくるときには確実に部屋をあけておかなくてはなりませんから、後々のトラブルを予防するためにも契約の種類を定期借家契約にする必要があります。賃貸人と賃借人の間で普通借家契約を結ぶと、契約期間満了とともに自動更新となりますが、定期借家契約ならあらかじめ設定した契約期間を延長することができません。二年や五年など自由に設定でき、確実に明け渡してもらえます。
今回は住居していた不動産を賃貸用として貸し出す際、採算性を計算する流れをご紹介いたします。テストケースとしては以下となります。 埼玉県さい
入居しているマンションから別の物件に住み変えるという事例があります。マンションが賃貸であれば解約して引越しをするという手順で終わりですが、持ち家の場合
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賃貸に出しているマンションの売却を検討しているのですが、借りている方に「買いませんか?」と直接聞くのは違法でしょうか?また売却の時に不動産会社を仲介すると思うのですが、大体手数料は売却金額の何%位かかるのか教えてください。
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