上物付の土地の売却について質問です。祖父が亡くなり、家と土地を相続しました。私自身も家を建てるための土地を購入したので、相続した土地を売却したいと思っています。 上物があるので、そのまま売却するのは難しいことは理解しています。ただ解体する
空き家を売却するための解体工事に伴う杭基礎撤去
空き家を解体して売却する予定です。解体工事で基礎をめくると杭基礎がでてきました。媒介契約を結んでいる不動産の見解は
- 抜くことを進めます
- 抜かないと売却価格も下がるし売却しにくい
- 抜くことによって近隣への影響はまずない
- 抜かずに売却したら後々トラブルになる
知り合いの建築士の見解は
- 抜く場合は慎重に
- 木造の家に杭基礎をしているということは、地盤が弱いので安易に抜くと地盤沈下の恐れがある。隣地境界付近の杭を抜くのは慎重に
- 売却後地盤沈下すると買主の責任か売主の責任かトラブルになる
- 近隣がすべて杭基礎をしているなら心配なし
- 重要事項説明に杭基礎ありと明記して売却可能
解体業者の見解は
- 売却なら抜くのが一般的
- 地中4m~5m以上は専用の重機が必要
- 別途費用発生
家は築50年~60年の木造の家なのですが、杭基礎を抜いて売却するか、抜かずに売却するか、どちらが良いでしょうか?また、杭基礎撤去費用は1本いくらくらいなのでしょうか?
イエキットの回答
仲介担当者やFPが回答します
ご自身の家を新築する場合は、新たに建てる建物の新基礎杭の位置が旧基礎杭と重ならなければ基礎は解体し、杭を残しておく選択肢も考えられますが、更地として売却するのであれば、後々トラブルにならない様に旧基礎杭は全て撤去した方が良いでしょう。旧基礎杭を抜かず、残したままにするのであれば、売却の際には買主に対して旧基礎杭の存在を必ず告知しなければなりません。
将来の地盤沈下について、一般的には住宅を新築する際に、新たに地盤調査をし、必要に応じて地盤改良工事(土の入替や、新たな基礎杭設置)などを行いますので、それほど心配する必要はないでしょうが、万一、土地の瑕疵が原因で地盤沈下した場合に備えて、売主の瑕疵担保責任を免責をしておけば問題ないでしょう。
地盤沈下の原因が新築住宅の基礎の瑕疵であれば、建築業者が責任を負うことになります。
基礎杭を抜くと近隣に影響が出るかは状況を見ないと分かりませんが、一般の住宅の基礎杭撤去で近隣に影響が出たという話は聞いたことがありません。基礎杭の一本あたりの撤去費用は深さや杭の種類(鋼杭、コンクート杭)によって数万〜数十万と幅があります。
関連する不動産売却の相談
不動産売却の悩みはイエキットへ
現役・元不動産仲介担当者やFPが、あなたの疑問に回答します。
関連する不動産売却記事
-
古い家でも買い手は見つかりますが、再建築できるかがポイントになることがあります。売れない場合は解体して土地として売るのも1つの手です。
-
今回は分譲マンションを保有しており、築年数が経過しているなどの理由から「売却したい」と考えている方向けの記事です。「築年数が古くても高価格でマンション
-
不動産売買において、土地を更地にして販売するため、古い家屋を解体して売却することがあります。古家の解体工事をする費用は、さまざまな条件や周辺状況によっ
-
一戸建ての中古物件を購入する人の多くは新しいものを探します。一般的には築年数が新しい物件ほど人気があります。そこで気になるのが古い一戸建ては売れるのか
-
「両親から相続した古家、もうボロボロなので家に価値がないのは判っているが、なるべく取り壊さず手っ取り早く売る方法はないものだろうか」とお考えの方もいら
関連する売却体験談
北海道札幌市清田区
住み替えのために売却。地区根数の多い一戸建ては売れにくく、もし可能なら空き家にしたほうが良いかもしれないとのこと。
栃木県日光市
知人に紹介してもらった人に一戸建てを売却。不動産会社は通さなかったので、仲介手数料はかからず、2ヶ月で引き渡し完了。
不動産売却前に知っておきたい知識
-
初めて家を売ろうと考えている方に向けて、その流れと期間を分かりやすくまとめました。家の売却では慌ただしく準備したり、不動産会社がどのように家を売ってくれているのか見えないため、本当に仕事しているのか不安になることもあります。
-
不動産会社に連絡を取ると、まず最初に査定を行うことから始めます。査定はあなたの不動産と似た条件の不動産から算出し、実際に不動産を見て補正して算出します。
-
不動産売買時の媒介契約には一般・専任・専属専任の3種類があります。それぞれに特徴はありますが、一般か専任で悩むことが多いです。一般の場合は複数社に選べるものの不動産会社が力を入れないと言われており...