条件の悪い上物付の土地を売却する方法

上物付の土地の売却について質問です。祖父が亡くなり、家と土地を相続しました。私自身も家を建てるための土地を購入したので、相続した土地を売却したいと思っています。

上物があるので、そのまま売却するのは難しいことは理解しています。ただ解体するお金も厳しいのが現状です。

築35年で、全てが引き戸で使い勝手の悪い家のため、間違いなく売りに出しても買い手はないと思います。日当たりが悪い建て方で、家の中に日光が全く入りません。家の歪みもあります。

こういった上物付きの物件を売却する方法はあるのでしょうか?住宅メーカー等に相談したら、解体費用を差引いた金額で買取を依頼することは出来るのでしょうか?

イエキットの回答
仲介担当者やFPが回答します

住むには適していない古家が建っており、解体費用が捻出できない場合は、中古戸建ではなく、古家(廃屋)付き土地として売り出すことをお勧めいたします。
売却価格は、大よその解体費用を差し引いた価格で売り出し、解体は買主側に任せると言った売却方法です。

仮に解体費用を捻出できたとしても、売却が決まっていない時点で、古家を解体してしまうことには、次のようなリスクが考えられます。

古家を解体したものの長期に渡って売れない場合や売却を中断した場合は、解体費用を回収することが困難になったり、出来なくなったります。
また、更地にしてしまったことで固定資産税が3〜4倍ハネ上がってしまうことがあります。

確かに解体した方が見栄えも良く、売りやすくなるメリットはありますが、解体した場合のデメリットと比較して、どっちの売り方がご自身に合っているのか、任せている不動産業者とよく相談の上、慎重に決めた方が良いでしょう。

その他、古家付き土地売買で気をつけておくポイントは、重説や売買契約書などに、古家は解体されることを前提とした無価値なもので、売買対価の対象とはならず、あくまでも土地取引であり、建物に関する一切の瑕疵担保責任を売主は負わない旨を明記しておくことです。

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