不動産売却の準備 - 不動産売却のコツ

【不動産売却の事前知識】売却期間、費用、売却の流れ

不動産の売却は未経験者がほとんどです。しかし大きなお金が動くので、あとで後悔しないように事前に知識を身に着けておきましょう。

普段の生活の中で売買取引はしょっちゅう行いますが、値引き交渉が必須の取引はそう多くないと思います。ところがビジネス上の取引では多くが交渉の対象になることはビジネスパーソンの方ならばご存知でしょう。

個人で不動産を売却するという場合はビジネスでない方が多いと思いますが、大きな金額が動くこの取引では必ず買い手候補から値引き交渉を受けます。

買い手側に「できるだけ安く買いたい」という思いは当然あることとして、売り手側としてはこの要望にどう対処するのが望ましいのか考えてみましょう。

売り出し価格を少しだけ高くする

値引き交渉はまず間違いなくされますから、価格設定の時点でその分を上乗せしておくのが常道です。買い手候補が最重要視するのは金額ではなくその物件の有用性です。

自分にとって「これが欲しい」というのが先に来て、次に価格を見ます。物件に魅力があれば多少高値でも「値引きで何とかなるかも」と思って連絡を取ってくるわけです。

従って、売り手側が最初から受忍できるギリギリの低金額を提示して引き付けるのは望ましくありません。

あまり高いとスルーされますが、基本的に魅力のある物件には買い手候補はアプローチしてきますから、値段での訴求は後でも良いのです。

ただし、その魅力を出すには近隣のライバル物件と比して魅力のあるものでなければなりません。他の物件との違いですね。

他の物件と違いを付ける

例えば内装の壁紙を新調したり、リフォームを施すことで清潔感をアピールしたり、使用できる家具があればおまけで付ける、敷金礼金を取らないなど売り手の工夫や譲歩で魅力をつけたり、駅に近い、生活施設が周辺に豊富など物件そのものの優位性をアピールします。

こうした優位性のアピールによって不要な値引き要求をけん制し、回避しやすくなります。

平均的は選ぶ理由がないので悪いこと

近隣物件と比して少し優位性をもつ物件でなければ買い手候補が興味を持ってくれませんから、何かしらの特徴を説明できる材料を用意しましょう。

上記のような優位性アピールや、交渉の中では最悪、最終的には価格で勝負というのもありです。

ただし集客の段階からあえて近隣物件の平均に自分から近づけておくのは良くありません。平均的ではどうしても興味を持たれにくいからです。


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