一般媒介契約でお願いしたのに専任媒介契約になっていた

売却予定のマンションを近隣大手の不動産業者に頼みました。知人に聞いて、専任媒介契約をせずに一般媒介契約でしたほうが良いとアドバイスを受けましたので、その業者の営業担当にキチンと説明しました。

しかし、専任媒介契約になっており、言った言わないの水掛け論ですが、非常に憤りを感じました。期限は3ヶ月らしいのですが、現在40日位経過しているのですが、一般媒介契約に切り替える方法は無いでしょうか?トラブルにならないようにしたいので、宜しくお願い致します。

イエキットの回答
仲介担当者やFPが回答します

依頼中の仲介業者に債務不履行などの契約違反がないにも関わらず、途中で契約解除する場合、質問者様の違約解除となり、違約金として販売活動にかかった経費などを請求される可能性がありますので、契約書をご確認ください。

仮に「一般媒介契約の説明がなかった」と主張されても、契約書にサインしているのであれば、主張を通すことは難しいでしょう。どうしても一般媒介契約に切り替えたいのであれば、無理に契約解除を申し入れるより、契約期間(最長3ヶ月)が切れるのを待った方が無難です。

もう一つアドバイスですが、一般媒介契約の特徴は、①複数の仲介業者に売却の依頼ができる、②自己検索の買主と依頼中の業者を通さず契約が可能(専任でも可能)、③レインズに登録する義務がない、④契約期間に制限がない、などです。

現在の専任媒介契約との大きな違いである①が、メリットのように思われますが、一般媒介契約以外はレインズと呼ばれる不動産業者が物件情報を共有するデータベースに登録する義務がありますので、レインズの物件情報を元に一斉に買い手を探し始めるにで、結局は、流通段階での差はなく、売却までの期間や価格にもあまり影響がありません。

それよりも一般媒介で多数の業者と契約した場合は窓口が多くなり、価格変更などをした際には全ての契約業者と価格変更の書面をかわさなければならないなど手間がかかるなどのデメリットの方が大きいと思います。また、一般媒介物件は他業者地競合しているので、広告費などの販売経費をかける順位も低いです。

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