初めて家を売ろうと考えている方に向けて、その流れと期間を分かりやすくまとめました。家の売却では慌ただしく準備したり、不動産会社がどのように家を売ってくれているのか見えないため、本当に仕事しているのか不安になることもあります。
住友不動産販売株式会社を不動産売却の目線から見た特徴
住友不動産販売は、不動産の購入や売却の依頼ができますが、ここでは住友不動産販売に不動産売却を依頼する際の特徴をまとめました。住友不動産販売のサイトから情報や営業について記載しましたので、売却を依頼する前に一度ご覧ください。
会社プロファイル
住友不動産販売株式会社 (以降ステップ)は1975年の設立から42年になる不動産会社で、三井のリハウスにつぐ業界第2位の仲介件数実績をもつ東証一部上場企業です。メインバンクは財閥グループの三井住友銀行です。本社は西新宿にあります。
公式サイトは http://www.stepon.co.jp
①事業の領域
不動産の売買、賃貸の仲介業務が中心です。
②事業の規模
- 資本金は 29.7億円( 2016.3時点)
- 支店数は全国に257店舗(2016.12現在)
- 従業員数は 3,190人
- 業績は連結売上高596億円
- 定休日は火曜・水曜日、営業時間は9時半~18時20分
キャッチコピー
ステップのサイトに記載の内容から「売却」機能面を中心に記述しています。
①主な特徴
・『住友不動産販売は直営仲介件数、直営店舗数でNO.1の売却力』
売却実績と全国257店舗のネットワークを持つ。
下の3つの売却の入り口が用意されています。
・『カンタン! 無料査定』
過去の成約データを考慮した概算価格の提示
・『不動産売却相談』
対象物件とお客様情報の入力から、担当者が回答
・『売却専用フリーダイヤル』
年中無休 24時間受付。また「不動産売却サポートメニュー」から下記の情報が得られます。
・物件の売却相場
過去の成約情報から算出しています。
・物件の購入希望者
すでに登録済みのID会員などから候補を複数提示
・売却依頼先(店舗)
売主や物件の所在地から最寄の店舗を抽出しています。
・営業担当者
顔写真や資格などがわかるので実感があって良いでしょう。
②満足度や売却成立率
「 売主様向けサービス」としては
・売却の相談や手続きサポート
無料査定サービス、売却サポートメニュー
・各種相談やセミナー
税務、法律、不動産セミナー、フィナンシャルプランナーによる個別相談
・融資サービス
相続税立て替え、買替購入立て替え
・売却支援サービス
瑕疵保証、マンション清掃、空き家クリーン、有償巡回、草刈
建物調査(耐震診断など有償)、売却保証(査定価格の90%未満)
などが提供されます。
※顧客満足度や売却成立率などの公開や掲載はありません。
※売却保証の説明は http://www.stepon.co.jp/step_baikyakuhosho/
③仲介手数料割引
とくに割引は実施されていません。
④システムや技術面
・ 「ステップMyページ」でID会員登録できます。
売却なら「売るMyページ」で売却希望条件に合った「新着情報メール」「近隣の購入希望者」「近隣の売り出し物件」などの情報が得られます。
※登録したからといって営業担当者からの営業は行いませんとしています。
⑤ニュース最新
2016/10 『不動産流通6社による不動産売却ポータルサイト「すまいValue」開設』
~安全・安心な不動産取引の実現に向けて、不動産の「売却」に特化したサイトを開設~
//sumai-value.jp
参加6社は三井のリハウス、三菱地所ハウスネット、東急リバブル、野村の仲介、小田急不動産、住友不動産販売です。
⑥サイトの特徴
サイトの操作性にやや難ありと感じます。サイトの構成では欲しい情報の探しやすさや全体把握に手間がかかります。ただ始めての方が売却査定から始めるのには単純でいいのかもしれません。
不動産他社との違い把握
①地元密着型直営店に特化
売却時の相続税立て替えなどの具体的かつきめ細かな売却サービスを直営の各店舗で実施しています。
②査定
売却を検討している物件の所在地と顧客情報の入力から売却相場がわかります(無料査定)。ここから売却の査定が始まります。
③サービスエリア
全国ネットワークです。首都圏、関西、北海道、東北、倒壊、中国、九州に地域割りしています。
④買取り保証
「売却保証サービス」があります。買取保証価格決定し専属専任媒介契約を前提にして、例えば3ヶ月経過では査定価格の90%を上限に子会社が買取ります。
※売却保証の説明は http://www.stepon.co.jp/step_baikyakuhosho/
⑤手数料割引
とくに手数料の割引はうたってはいません、大手不動産会社に共通する標準的な業界価格「最大3%+6万円」 でしょう。業界でも一番の両手取引き志向とされているようですので、まず手数料の割引はないと思われます。
口コミ
①好印象か悪いのもあるのか
特に目立った口コミや情報はないようです。
②販売員の印象や業績の印象
担当者が教育が行き届いているとの口コミはあるが、特に目立ったものではないようです。
5)不動産会社としての評価
ステップは「星三つ★★★」です。
評価については記事「買い替えの不動産会社選び」で説明した手法で試算しました。
①強い点 A13ポイント
②口コミ △B0ポイント0
③評価: ★★★ 星三つ(★二つは50%±10%)
試算値=(A13-B0)÷総ポイント21×100%=評価61.9%
=======================評価表(参考)==================
納得性を得る判断基準の例
前出の視点を踏まえて、下記のような項目と判断基準KWDの有無合計数で不動産会社を評価していけば良いでしょう。あくまでマクロ的な選択方法ですので、実際には担当者などから得た印象度などを重視することもも重要です。
①早く決まる=成約実績が見える KWD:判断基準① 成約率の公表、事前登録客保有、充実サイト、売却物件総数、ブランド強度
②妥当価格で売れる=査定能力が見える KWD:判断基準② 自社査定機能、現地査定実施、営業担当スキル、査定に客観性有、エリア限定
③買換えでも安心=ローン能力が見える KWD:判断基準③ 金融機能、FP活用、ローン相談、買換え保証
④顧客やCSR志向=顧客志向が見える KWD:判断基準④ 片手志向、社会貢献、発信力、コールセンター、公器性、営業時間、手数料戦略
※CSR: corporate social responsibility
( 企業が倫理的観点から事業活動を通じて、自主的(ボランタリー)に社会に貢献する責任のこと)
===================================================
あくまでこちらの価値観による試算ですので、絶対的なものではなく、参考としてご理解ください。
不動産の売却前にまず査定
イエイは約1分で複数の不動産会社に査定できる一括査定サイト。不動産会社によって500万円以上、査定価格に差がでることもありますので、買取をお願いする人は特に比較しましょう。
また全国1000社が登録しているので、売却や買取できる会社がきっと見つかります。
不動産売却の悩みはイエキットへ
現役・元不動産仲介担当者やFPが、あなたの疑問に回答します。
不動産売却前に知っておきたい知識
不動産会社に連絡を取ると、まず最初に査定を行うことから始めます。査定はあなたの不動産と似た条件の不動産から算出し、実際に不動産を見て補正して算出します。
不動産売買時の媒介契約には一般・専任・専属専任の3種類があります。それぞれに特徴はありますが、一般か専任で悩むことが多いです。一般の場合は複数社に選べるものの不動産会社が力を入れないと言われており...
関連する不動産売却の相談
両親と暮らすことになりましたので、現在住んでいるマンションを売却することになりました。売却するにあたりマンション売却経験者の知人に色々と聞いたのですが、不動産会社と査定額、売り出し価格を決めるまで、条件が合わず難航したということでした。
住んでいる一戸建てを売却し、中古マンションを購入したいと思っています。その際、一戸建てを購入した時の仲介会社に売却活動をお願いするのか、他の会社にお願いするのかどちらが良いでしょうか。ちなみに購入時の会社は自社施工の家も販売している会社です
一戸建てを所有していますが、離婚してから借家に引っ越ししました。ただ一戸建ての借り手が見つからず、住宅ローンの返済も苦しくなってきたため、売却しようと思っています。正直、何から手をつけていいのかまったく分かりません。どの不動産業者に依頼すれ