大手の不動産会社で、不動産売却の仲介に適している会社の選び方

大手の不動産会社で、不動産売却の仲介に適している会社の選び方

大手の不動産会社の中で、不動産売却の仲介の実績やオススメの不動産会社の選び方を紹介します。担当者の人的な品質や能力によるばらつきもあるので、実際に仲介する不動産会社を決められる時は、訪問査定などでの印象も大事にして、決めるのが良いかと思われます。

主要駅前を中心に店舗展開している大手の不動産会社で代表的な会社および中堅会社をあわせて5~6社をとりあげて、不動産売却を仲介してもらうのに、その会社がどんな人に向いているのかについてまとめてみました。

1)不動産売却を仲介する大手不動産会社

今回、やはり大手で実績がある

・三井のリハウス

・住友不動産販売

・東急リバブル

また中堅でエリア限定で革新的な

・ソニー不動産

関西の阪神間中心の

・ウィル

などをとりあげています。

2)どんな人に向いているか

より良いすまいへの買い替えをめざして売却検討中のお客様でも、個々の事情や背景が異なります。どんな人にどの会社が向いているのかについて書いています。

①売却したい方のプロフィール

想定しているプロフィールは
買い替えのとめに売却を考えておられる方で、40代夫婦で、銀行ローン残有り
のプロフィールを設定しています。

②どんな人の例

ⅰ)早く売りたい人なら

売却の仲介会社の中で、すでに自社サイトで会員顧客で潜在的な購入希望者を抱えている仲介会社が向いています。自社サイトもマンションライブラリーを保有しているような会社がいいですね。

→三井のリハウス東急リバブルまた首都圏ならソニー不動産、阪神間のウィル

ⅱ)妥当価格で売りたい人なら

自社での査定機能の保有や訪問査定の実施、営業担当のスキルでも口コミがいい会社がいいですね
三井のリハウス住友不動産販売東急リバブル首都圏ならソニー不動産、阪神間のウィル

ⅲ)買い替えでも安心したい人なら

売りが遅れて「買い先」になった買い替えでも、つなぎのローンや買取りサービスが事前に契約できるのが安心できます。
三井のリハウス住友不動産販売東急リバブル

ⅳ)顧客志向で接して欲しい人なら

担当者の社員教育や主任者資格の高い取得率などでコミュニケーションや説得力がある人材がいそうな会社がいいですね。また社会的責任感や使命を感じられる広報なども実施しているような会社です。

三井のリハウス住友不動産販売東急リバブル

ⅴ)手数料サービスや片手志向などの革新サービスなら

業界の規制に挑戦して、顧客を獲得している新進企業が出てきています。
首都圏ならソニー不動産、阪神間のウィル

3) 判断基準

この記事は①~⑤の判断基準合計から導いています(これらのKWDがメインの仲介サイトで確認できるかどうか)

①早く決まる=成約実績が見える      KWD:成約率の公表、事前登録客保有、充実サイト、売却物件総数、ブランド強度

②妥当価格で売れる=査定能力が見える   KWD:自社査定機能、現地査定実施、営業担当スキル、査定に客観性有、エリア限定 

③買換えでも安心=ローン能力が見える   KWD:金融機能、FP活用、ローン相談、買換え保証

④顧客やCSR志向=顧客志向が見える    KWD:片手志向、社会貢献、発信力、コールセンター、公器性、営業時間、手数料戦略

⑤口コミサイトの評判           悪い評判があると思われる場合はマイナスでポイント減算です

算定はこれらの中で該当するKWDがいくつあるかで、星一つ★から~星三つ★★★でクラスわけしました。

※CSR: corporate social responsibility
( 企業が倫理的観点から事業活動を通じて、自主的(ボランタリー)に社会に貢献する責任のこと)

4)不動産売却を仲介する大手の不動産会社まとめ

あくまで参考ですが、こんな人に向いています。

①三井のリハウス(星三つ★★★

仲介業界のNo.1を評価される方に向いています。
どちらかというと自社ブランドなどの高価格物件向きでしょう。
ただ手数料などの値引きは応じません。

②住友不動産販売(星三つ★★★

仲介業界のNo.2を評価される方に向いています。
どちらかというと自社ブランドなどの高価格物件向きでしょう。
ただ手数料などの値引きは応じません。

③東急リバブル(星三つ★★★

都内や神奈川県エリアの東急沿線では人気です。街の不動産屋さん敵なところもあって大手2社とはちがって庶民的、東急ブランドマンションの売却や購入される方には向いています。

④ソニー不動産(星二つ★★)

片手取引のみのエージェント制や独自の査定エンジンなどの革新性を評価されるソニーファンには向いています。ネット取引型ですので忙しい方には向いています。

⑤ウィル(星一つ★~星二つ★★)

ジャスダック上場会社です。ずばり売却時の手数料などの値引きや平日取引の優遇など、現場に立ったサービスを実施しています。京阪神にお住まいの方にはおススメです。自社サイトも充実しています。急成長中ですので毀誉褒貶の口コミも見られます。

⑥三菱地所ハウスネット

未評価です。サイトは(http://www.mec-h.co.jp/
三菱地所系のブランドである「パークマンション」や旧藤和不動産の分譲マンションを現在
お持ちで、これを売却されたり、同じブランドでの買い替えをお考えの方にはおすすめです。
→「三菱地所の住まいリレー」(http://www.mec-h.com/live/sell/banner_id=b16820_AW_NV_TOP)

買い替えなどで住宅ローンの相談がポイントと感じられるなら同じ三菱グループでも銀行系の「三菱UFJ不動産販売」(//www.sumai1.com)の方が店舗数もあり便利でしょう。

(総評)今回取り上げさせていただいた記事は 売却仲介会社の存立基盤や特徴また公開サイトなどから評価しています。
一方担当者の人的な品質や能力によるばらつきも多く、実際に仲介会社を決められる時は、訪問査定などでの印象も大事にしてお決めになるのが良いかと思われます。

Step0
不動産の売却前にまず査定

イエイは約1分で複数の不動産会社に査定できる一括査定サイト。不動産会社によって500万円以上、査定価格に差がでることもありますので、買取をお願いする人は特に比較しましょう。

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