相続した一戸建てを処分して、マンションへ住み替えするメリット

相続した一戸建てを処分して、マンションへ住み替えするメリット

一戸建ての処分の大変さは人それぞれです。利便性の良い一戸建ては買い手も見つかりやすいですが、なかなか売れずに空き家の負債を抱えるケースもあります。

相続や高齢化に伴う一戸建ての処分について、売却やマンションへの住み替えも含めてご紹介します。

親の持ち家の処分に困る人が急増中

かつての日本では、結婚しても親との同居が当たり前とも言われていました。子供の数も多く、子供達の中の誰かが親の所有する家を受け継ぐスタイルが一般的でした。

しかし近年は子供の数が少なくなっています。親元を離れて子供が巣立つと、子供は子供でマイホームを建築することも珍しくありません。高齢になった親が病気になり入院したり、介護施設に入居すれば、空き家になります。いずれ相続という形で親の持ち家を管理しなければいけません。

ただ、すでに自分でも持ち家があれば、その管理に悩むことになります。空き家となっても実家はなかなか処分できない人も多いです。そこで空き家として放置されている家が増えています。

平成25年の総務省の調査によると空き家率は過去最高とも言われています。空き家を放置し管理が不十分だと建物が劣化したり、犯罪被害のリスクもあると同時に、不審火による火災の危険も出てきます。そうなる前に売却や解体で処分するのが得策です。

空き家対策特別措置法の成立から、空き家を放置するリスクが高まりました。もし相続した不動産の処分に困っている場合は売却をするのがオススメです。家の価値がない場合も現況有姿での売却であれば、家を解体する費用を値引きして売却することも可能です。
詳しくはこちら:古い家の売却相続した不動産の売却

一戸建ての処分方法

誰も住まない一戸建ては活用方法がなければ売却するのがベストです。一戸建ての現状から売れるかの判断は、なかなか難しいところです。

まずは売却前提で不動産会社に相談することを勧めています。売却だけでなく、貸し出す場合の仲介も行っているので、総合的に見てもらうことで最適な処分方法をアドバイスしてくれます。

将来を考えた選択肢

親目線での話です。家族で住むならマンションよりメリットが大きいと考えて購入した一戸建て。子供が巣立って夫婦二人だけに戻ると、広さに困り処分を検討する家庭も実は多いのです。

一戸建てとマンションとの比較

マイホームを購入する時には一戸建てかマンションで迷うことになるでしょう。それぞれ特徴やメリット・デメリットがありますが、比較しました。

プライベート重視

一戸建ては、その名の通り、一つの建物に一戸の住宅が建築されます。階段も廊下も共有することなく、プライベートを重視する方には一戸建てが適しています。

セキュリティ重視

最近ではオートロックはもちろんホテル並みのサービスがあるマンションも多くなっています。マンションなら24時間体制管理で安心の暮らしを手に入れることもできます。

リフォーム

住宅は年数が経つと劣化していくものです。価値を下げないために、そして暮らしやすくするためにはリフォームをしてメンテナンスをすることも大切です。

しかし共用部分と専有部分に分かれているマンションでは、細かい部分にもリフォームの制約があり自由にできないデメリットがあります。

売却

マンションの方が買い手が見つかりやすいと言われています。

安心感のあるマンション

一戸建ては階段や段差が多く、高齢になると危険が多いです。もちろんバリアフリーを重視した一戸建てにすればいいのですが、そういった考えのなかった築年数の古い一戸建ては危険と隣り合わせ。

また子供部屋が二階にあれば、その部分は物置き部屋と化していることも多いもの。使わない部屋でも換気や掃除は必要なので年齢とともに辛くなります。

そこで早めに階段のないバリアフリーを重視したマンションに夫婦で住み替える家庭もあります。利便性の良いマンションならば、子供に相続後、売却しやすい利点も感じられるかもしれません。

将来の一戸建ての処分が大変にならない間に、住み替えをするのも1つの選択肢ですので、子供にお願いする前に不動産会社へ相談してみましょう。

Step0
不動産の売却前にまず査定

イエイは約1分で複数の不動産会社に査定できる一括査定サイト。不動産会社によって500万円以上、査定価格に差がでることもありますので、買取をお願いする人は特に比較しましょう。

また全国1000社が登録しているので、売却や買取できる会社がきっと見つかります。

不動産売却の悩みはイエキットへ

現役・元不動産仲介担当者やFPが、あなたの疑問に回答します。

住宅ローンや離婚、相続、住み替え等、様々な不動産のお悩みに対して、イエキットが提携する不動産関係者が無料でアドバイスをしています。

不動産売却前に知っておきたい知識

  • 期間で見る、家の売却の流れ
    期間で見る、家の売却の流れ

    初めて家を売ろうと考えている方に向けて、その流れと期間を分かりやすくまとめました。家の売却では慌ただしく準備したり、不動産会社がどのように家を売ってくれているのか見えないため、本当に仕事しているのか不安になることもあります。

  • 【不動産の査定】売却査定と査定の種類
    【不動産の査定】売却査定と査定の種類

    不動産会社に連絡を取ると、まず最初に査定を行うことから始めます。査定はあなたの不動産と似た条件の不動産から算出し、実際に不動産を見て補正して算出します。

  • 【不動産売却の媒介契約の種類】手数料と書類の内容
    【不動産売却の媒介契約の種類】手数料と書類の内容

    不動産売買時の媒介契約には一般・専任・専属専任の3種類があります。それぞれに特徴はありますが、一般か専任で悩むことが多いです。一般の場合は複数社に選べるものの不動産会社が力を入れないと言われており...

関連する不動産売却の相談

  • 10年以上前に購入したマンションの相続税と譲渡所得税の金額

    亡くなった元夫名義のマンションを子供が相続し、その後法定代理人である私が売却使用と考えています。 12年前に購入額2700万円のマンションですが今は、1500万円が相場です。相続税について教えて下さい。売却による譲渡所得に対して課税される

関連する売却体験談

橘さん(仮名・-代)
兵庫県神戸市北区

相続した一戸建てを10年後に売却。購入者は査定を依頼した不動産会社で、売却前も売却中も親切に接してくれたのが好印象。

購入価格
1200万円
ローン残債
0万円
売却価格
320万円
相馬さん(仮名・20代)
東京都板橋区・豊島区・北区

主に空室のマンション売却を仲介。売主の仲介がメインだったため、数多くのマンション売却を仲介。オススメの不動産会社は三井不動産リアルティ・東急リバブル・ソニー不動産。

主な不動産
マンション
平均売却価格
2000万円
仲介経験
300件~