騒音や隣人トラブル、嫌がらせで、家を売却する時のポイントと注意点

家を売却するに際してよく聞かれる質問が、その家をめぐる負の情報の扱いについてです。例えば隣人とのトラブルや、トラブルまでいかない騒音などの問題を抱えた家の売却の場合は普通の売却とは違い何か注意する必要はあるのでしょうか、というものです。

通常の売却手続きを確認したうえで、負の情報を抱える家の売却の場合はどうすれば良いのか見ていきます。

負の情報が無い場合の売却

家の売却には通常買い手探しの為に不動産業者に仲介を依頼することになります。まずは一括査定サイトなどで複数業者から机上査定を受け、その後に目ぼしい業者に絞って訪問査定と進みます。

そして仲介契約のタイプにもよりますが、特定1社もしくは複数業者と仲介契約を結び、買い手探しがスタートします。見込み客の誘引、内見案内、価格や条件交渉などを経て交渉がまとまれば売買契約を締結し、物件を引き渡して契約が無事完了することになります。

その後は瑕疵担保責任などの問題が起こらない限り、契約当事者は接点を持つことはありません。

近隣周辺に騒音などの事情がある場合、程度にもよりますが、その騒音のせいで売却を決意するような酷いものでなければ積極的に情報を開示する必要はないものと思われます。
参考記事：騒音トラブルのある住宅を売却する時、瑕疵と告知義務は？

不動産業者や買い手候補に聞かれた場合は「たまに隣の声が聞こえるけれども、自分は特に気にしない」という程度の返事で良いでしょう。

しかし何らかの要因で具体的なトラブルが発生している場合や、嫌がらせを受けている場合など、新たな買い手が同じようなトラブルに巻き込まれる恐れがある場合は、少なくとも仲介する不動産業者には伝えておくべきです。

程度によっては買い手に対して説明義務が発生することもあるので、万が一の時に売り手が全責任を被ることが無いようにしておくと良いでしょう。また境界線について隣家とトラブルが発生している場合や折衝中の場合は、後で必ず問題が起きますから仲介業者に伝えておくべきです。

こうしたトラブルのある不動産を売るには、不動産会社との協力も必要になってきます。複数社に査定して、その中から良い不動産会社を選んでください。

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不動産の売却前にまず査定

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